【人の身体を触ることを生業とする未來のゴッドハンド達へ】

写真は「空を飛べる鶏」、ご存知の方も多いと思うけど熱田神宮の鶏は天敵から身を守るために常識を覆し続けている。

さて、先日、生徒さんに坐骨神経痛アプローチをしてもらった。

様々な療法の再現性の高い内容のものもしてもらった、、、

が、一向に緩和も改善もみられない。。。

そして、タイマッサージのぼくの中では腰痛アプローチのマストの内容を丁寧にやってもらった。

基本過ぎて、セミナーに載せることもない内容 。

ただ、
昨日のぼくの坐骨神経痛ときたら、
「痺れ」を通り越して文字通り【痛み】に変わっていて、寝ることもできなかった。
そして針金のように凝り固まって緊張しているアイツをナダメルためには、そのアプローチが一番シンプルだと、アイツが語りかけてきた。

そのアプローチをしてもらうのに、何度か苛立ちのこもった(なにしろ今この瞬間救急車を呼んでブロック注射をしてもらいたいほどの痛みで、、、申し訳ないです)声をあげながら、

四指でTPを見つけて!
ラインがずれてる!
そこから~骨の方向へ!
指一本上に!
掌の形ちがうだろ!
今抜いて、次のポイント!
今緩んだのわかるか?
何でクールダウンが雑になるの!

そんなことを20分。

ぐっすり寝れました。
近日の中では一番深く寝れました。

おそらく、タイセラピストであればほとんどの方が知ってる技。

ただ、、、
使い方をわかってる方が少ない。

その生徒さんはタイでも半年アシスタントをしていたかた。
技術的には申し分ないと思います。

ただ、
使い方をわかっていない。
技術はあるが、わかってない。

ぼくはBASICを治療家さんに教わったからなのか、武術の経験なのか、
そこだけ出来ている。

「その場で痛みを取り去る、」よりは、
「氣が付いたら痛みが無くなっている、」
を普段の施術でしているけども、

それも、お客様が求めればするだけ。

「1500万かけて學んだものが全部入ってるじゃねぇかっ!ふざけんなっ❗」
友人の接骨医に言われたこの台詞。

この重みを
表現出来るセラピストも、
ティーチャーも少ない。

【全てのテクニックは、昨日の苛立ちの言葉の中に入っている。】

それを素晴らしい先生は、
柔らかい言葉で伝えてくれている。

言葉の貴重さが皆に伝わっていたら、
その先のお客様は大いに幸せを感じることが出来るだろう。

昨日は2週間ぶりに寝れた。
この喜びをなんと表現しようか!

教わった技が悪くて、
再現できないんじゃないよ、

技の肝を聴き逃してるんだよ。

救急車に電話したくなるほどの、
苦しみを、
20分で消してもらった。

基本技の形ではなく、
基本技に魂をいれることで。

これを身に付けるには、
浮気をしちゃダメだ。

同じ方向性でも、
肝は違う。
やり方も違う。

揚げると蒸すくらい違う。

「いままで何処に行っても取れなかった痛みが、、、」
この台詞を聴けないセラピストは、
そこが抜けてる。

治療じゃない、
症状緩和と、症状改善はリラクセーションで
事足りる。